インド人母子の会

P3250754  インド・コルカタ(旧名カルカッタ)には,多くの人々が貧困に苦しんでいます。このような人々がひとたび病気になったりすると, ほんの僅かな蓄え,あるいは家畜,あるいは家まで失ってしまいます。このようになってしまうと,路上生活者となったりしてしまいます。このような人たちに 対して,現在の状況を改善する医療援助を行い,将来の状況を改善する教育を行うことは非常に大切なことになります。 このような活動を先進国からの主導で 行うことも可能ですが,現地の人間が現地の人のために活動を行っていくという姿が望ましいと 考えています。IIMCの代表であるスジット・ブラモチャリ医師は,バングラディシュの生まれでカルカッタ大学で医学を学び,ベルギーのルーベン大学の大 学院で小児科を専攻しました。ベルギーに残り,医療活動に従事していましたが,インドの状況を憂い,NGO活動を1989年からはじめました。1989年にベルギーから帰ってきてからは,マザー・テレサの施設で主治医として2年ほど働いていましたので,マザー・テレサとも親交がありました。現在,「インド人母子の会」の活動をしています国重は,1992年にカルカッタへ行ったときに,このスジット・ブラモチャリ医師と知り合い,1994年にこの医師が日本に来た時をきっかけにして,「インド人母子の会」の活動をはじめました。

ホゴルクリア地区の出発点 最初は,小さく,お粗末なクリニックからの医療活動から始りましたが,現在では,その活動が地域に根付いてきており,保健衛生センター兼クリニックを地域のために運営しています。

教 育援助活動は,先進国からのスポンサーを募り,貧しい子どもたちを学校に行かせることからはじめました。その後,いくら学校に 行かせようとしても,子どもたちが通える範囲に学校がない場合には,校舎を建てて,そこで教育を行っています。また,学校に行っている母親も初等教育を受 けていない人たちがかなりお送ります。そのため,母親学級を通じて,文字の読み書き,保健衛生,栄養価を考えた食事などを教えたりしています。

その他にもいろいろな活動をしていますので,レポートなどを通じてお知らせしていきたいと思っています。