鹿児島から福岡へ
2008年3月15日、早朝4時に起床して、車で15分ほどの所にあるバス停から出発する高速バス「桜島号」に乗る準備をしました。この「桜島号」で鹿児島から福岡博多駅に向かいます。
バスは5時30分発でした。息子の悠介はこのバスのことを「高級バス」と表現していました。それは、バスの席が横に3列だけですので、幅が十分に取ってあります。またバスの中にトイレも完備してあるからです。右の写真は、途中の高速のサービスエリアで撮影した息子とその「高級バス」です。
9時40分に博多駅に着き、地下鉄で福岡空港に向かいます。福岡空港では、地下鉄の駅の出口が国内線の方になりますので、福岡空港内を循環している無料送迎バスに乗り換えます。空港の外周を回り反対側の国際線ターミナルに移動します。予定では、福岡空港で2時間前に月十分な時間があると思いましたが、乗り換えなどに思ったより時間がかかり、待ち過ぎもしないちょうど良い時間帯となりました。この写真は、福岡空港国際線の出発ロビーの風景です。
今回使用する航空会社はタイ航空です。現在インドでは、経済発展に伴い、デリー、ムンバイ、バンガロールなどの方面へのアクセスは充実してきているのかもしれませんが、私たちがめざすコルカタは、イギリス植民地時代の首都であり、首都圏の人口も1322万人に上るにも関わらず、アクセスはあまりよくありません。鹿児島から福岡空港を利用してインドに向かうためには、今回利用したタイ航空かシンガポール航空しか選択肢がありません。タイ航空は、バンコックから毎日コルカタへ運行していますが、シンガポールは週に3便ほどです。写真の花は、タイ航空をのると全員に配っていました。造花などではなく生花でした。赤紫色の蘭の花です。
タイ(バンコック空港内)
日本時間で11時45分に出発した飛行機は、現地時間15時10分(日本時間17時10分)にバンコックに到着しました。10年前とは違う新しい空港です。新しいだけあってかなり充実していますが、広いため移動が大変です。
今回の行程で一番接続がうまくいかないのがここです。15時10分について、コルカタ行きの飛行機が出るのが23時頃です。実に8時間ここで時間をつぶさなければなりません。少しお茶をしたりしましたが、なかなか厳しかったです。
コルカタへ
夜の1時30分にコルカタの空港に到着しました。日本時間にして、朝の4時になります。実に24時間移動したことになります。
コルカタの空港は10年前とほとんど変わっていない様相です。近代化されている様子もなく、かなりの時間、税関で待たされてやっとインドの地を踏むことができました。
空港には深夜にもかかわらず、IIMCの代表であるブラモチャリ夫妻とその子供、IIMCのシニア・ワーカーであるサダットが迎えに来てくれました。IIMCのバスで空港からゲストハウスに向かいました。さすがに大人でも厳しい行程でした。